マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
無責任かもしれないけど、そんな言葉が口を出た。


千梨が5秒位考え込む。


「――――オレはそれでもいいよ。“友達”からでも。だけどその内絶対連香の事オレのものにするから、待ってろよ」


またグイッと引っ張られ、ガタガタと千梨の腕の中に抱きしめられた。


「ちょっと!!千梨っ!!//////」


コ、コイツは!甘い言葉で放心状態にして……油断も隙もありゃしない!!


バシバシ背中を叩くも、離す気配は全く無し。


逆に力一杯抱きしめられ、全身がカッカと熱くなった。


「連香抱きしめてると、安心するわ…………」
< 148 / 431 >

この作品をシェア

pagetop