マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
爽やかなスマイルを向けられ、心が暖かくなった。


やっぱり千梨、笑うとうちのお父さんに似てる。


コレは、勇おじさんと留雨おじさんも言ってた。


「楽しんで貰えて良かった。りいとといちも、千梨と知良と話せて嬉しそうだったよ。それでね………千梨」


ゴミ袋をゴミ捨て場に置き千梨と見つめ合う。


“話があるから、近い内に時間作れる?”


こう言うだけなのに、心臓がドキドキし過ぎて息をするのがやっと。


10秒位、互いに無言の状態が続いた。


「連香……?なんだ?」


千梨が心配そうに、私の目線に合わせて膝を折る。
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