マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
ちょっと茶色い2つの瞳は、ホントに私を心配してるって目だ。


しっかりしろ私…………女は度胸でしょ!!


「あの、話が――――……」


そこまで言いかけたのに………ジャマが入った。


「沖津さん、アレ運ぶの手伝って下さーーーい。オレだけじゃムリで………」


り、りいと……!


なんてタイミングで話しかけて来るのよ~~~!バカァ~~~~!!


ついつい悪気の無いりいとを、ジロッと睨んでしまった。


「えっ?あーーー分かった。でも連香との話が終わったらな」


千梨はりいとの頭を撫でた後、私に顔を向け直した。
< 317 / 431 >

この作品をシェア

pagetop