マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
俯いて震え声で話す連香の顔は、よく見えない。


「ハッ………?誰の事だよ……?」


オレにとって、連香より楽しい気分にしてくれる存在?


首を傾げて考えてみた。


知良?紅?太陽か………みやび?


様々な人物が、浮かんでは消えた。


連香が誰の事を言っているのか、全く分からない。


「そんなヤツいねぇよ……オレにとっては、お前が1番だから」


優しい目で、連香の頭を撫でる。


サラサラ黒髪が、オレの指をすり抜けた。


「………ウソつき」


刺々しい声が、オレの心を貫いた。


ウソ……つき………?
< 333 / 431 >

この作品をシェア

pagetop