皇子と私


「殿下!!お目覚めですか!?」


佐喜が話すのをやめると同時に、知らない男が部屋に入ってきた。

「おぉ…黒崎………帰って来たのか…」


「はい。さっき城について、すぐに殿下が倒れたと知り…急いで参りました!!」


黒崎さんか………

長身で黒ぶち眼鏡…っと…


黒崎さんが私の方を振り向いた。

「貴女は…城妃となられる………確か…亜美様…??」


< 106 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop