ランデヴー II
「そうだ。ゆかりちゃんってば、私のことも紗英って呼んでって言ったのに」
「あ……ごめん、紗英ちゃん」
「ふふっ」
仕草や表情までもが女っぽくなっていて、何だか以前とのギャップにドキッとしてしまう。
魔性……そんな言葉がふと私の頭に浮かぶ。
両手を胸の前で合わせながら小さく首を傾げ、若干上目遣いで私を見る彼女は、女の私から見てもとても魅力的に思えた。
その中に以前から持ち合わせていた恥じらいもチラリと覗かせつつ、純情可憐な乙女のようにも見える。
不意に視線を逸らすと、紗英ちゃんの背中越しに元気そうに歩いてくる佐原さんの姿が目に入った。
「おはようー……え、何? 今村!? お前どうしたの!?」
「おはようございます、佐原さん。新年明けましておめでとうございます」
大仰に驚く佐原さんに立ち上がってきっちりと挨拶する紗英ちゃんは、本当に別人のようだ。
今日は紗英ちゃんに会う人会う人が全員同じような反応を見せ、それが更に彼女を気分良くさせているらしく、1日中鼻歌でも歌い出すかと思う程に上機嫌だった。
「あ……ごめん、紗英ちゃん」
「ふふっ」
仕草や表情までもが女っぽくなっていて、何だか以前とのギャップにドキッとしてしまう。
魔性……そんな言葉がふと私の頭に浮かぶ。
両手を胸の前で合わせながら小さく首を傾げ、若干上目遣いで私を見る彼女は、女の私から見てもとても魅力的に思えた。
その中に以前から持ち合わせていた恥じらいもチラリと覗かせつつ、純情可憐な乙女のようにも見える。
不意に視線を逸らすと、紗英ちゃんの背中越しに元気そうに歩いてくる佐原さんの姿が目に入った。
「おはようー……え、何? 今村!? お前どうしたの!?」
「おはようございます、佐原さん。新年明けましておめでとうございます」
大仰に驚く佐原さんに立ち上がってきっちりと挨拶する紗英ちゃんは、本当に別人のようだ。
今日は紗英ちゃんに会う人会う人が全員同じような反応を見せ、それが更に彼女を気分良くさせているらしく、1日中鼻歌でも歌い出すかと思う程に上機嫌だった。