ランデヴー II
私はそんな気持ちを振り払うようにして、榊原さんの引き出しをゴソゴソと漁った。
彼の言う青いクリアファイルは、すぐに見つかった。
私はそれを近付いて来た倉橋君に手渡し、「これ?」と尋ねる。
「はい、これです。有り難うございます!」
嬉しそうに声を上げる倉橋君の姿に、私はほっと胸を撫で下ろした。
これで恐らく今日中に提出できるだろう。
私はデスクに戻ると受話器を上げ、保留を解除した。
「榊原さん、ありました。処理しておきますね」
「サンキュ、よろしくな」
通話は軽いお礼の言葉と共に、何の余韻もなくブツッと切れた。
もう少し済まなそうにしてくれてもいいじゃないかと思うのは、高望みだろうか。
そのおざなりな対応に軽く溜息を吐くと、私は倉橋君から再び書類を受け取った。
たいした金額ではないが、来月に持ち越してしまうと経理に怒られることは必至だ。
彼の言う青いクリアファイルは、すぐに見つかった。
私はそれを近付いて来た倉橋君に手渡し、「これ?」と尋ねる。
「はい、これです。有り難うございます!」
嬉しそうに声を上げる倉橋君の姿に、私はほっと胸を撫で下ろした。
これで恐らく今日中に提出できるだろう。
私はデスクに戻ると受話器を上げ、保留を解除した。
「榊原さん、ありました。処理しておきますね」
「サンキュ、よろしくな」
通話は軽いお礼の言葉と共に、何の余韻もなくブツッと切れた。
もう少し済まなそうにしてくれてもいいじゃないかと思うのは、高望みだろうか。
そのおざなりな対応に軽く溜息を吐くと、私は倉橋君から再び書類を受け取った。
たいした金額ではないが、来月に持ち越してしまうと経理に怒られることは必至だ。