ランデヴー II
「ゆかりちゃんとこうして2人で食事するの、初めてだね」
会社の近所にある少しお洒落な和食屋さんで向かい合って座りながら、私達はビールで乾杯をした。
突然の誘いに少し驚いたものの、彼女とはきちんと話したいと感じていたので、それを断ることはしなかった。
週末で賑わう夜のお店はどこも騒がしいが、ここは半個室になっている為比較的落ち着ける。
私達は言葉少なに目の前に出された食事に、箸を付けていた。
「あのね、ゆかりちゃん……。守山さんと、何かあった?」
私の方をチラリと窺いつつそう切り出した紗英ちゃんは、少し不安げな顔をしていた。
やはり……そろそろ周りも気付いている頃だろうとは思っていた。
私と賢治との不自然な距離に、いくらなんでもおかしいと思うのが普通だろう。
だがみんな気を遣っているのか、誰1人真相を尋ねて来る人はいない。
あの佐原さんでさえ、だ。
倉橋君とのことは、賢治の手前しばらくは秘密の関係だ。
会社の近所にある少しお洒落な和食屋さんで向かい合って座りながら、私達はビールで乾杯をした。
突然の誘いに少し驚いたものの、彼女とはきちんと話したいと感じていたので、それを断ることはしなかった。
週末で賑わう夜のお店はどこも騒がしいが、ここは半個室になっている為比較的落ち着ける。
私達は言葉少なに目の前に出された食事に、箸を付けていた。
「あのね、ゆかりちゃん……。守山さんと、何かあった?」
私の方をチラリと窺いつつそう切り出した紗英ちゃんは、少し不安げな顔をしていた。
やはり……そろそろ周りも気付いている頃だろうとは思っていた。
私と賢治との不自然な距離に、いくらなんでもおかしいと思うのが普通だろう。
だがみんな気を遣っているのか、誰1人真相を尋ねて来る人はいない。
あの佐原さんでさえ、だ。
倉橋君とのことは、賢治の手前しばらくは秘密の関係だ。