ランデヴー II
そして果てしなく長い長いキスの後、気が済んだかのように「んんっ」と私の首元に顔を埋めると、体ごとぎゅぅっと強く強く抱き締めた。



「ごめん……。俺って、ほんと子供みたい……」


首筋をくすぐるように息がかかり、私は少し身を縮める。


倉橋君はしばらくの間そうしていたが、「いい匂いがする……」と、笑いを含んで言った。



そして小さく息を吐き出すと、再び口を開く。



「ゆかり、……って、呼んでもいい?」


「……いいよ?」


「嫉妬、しても、いい?」


「いいよ?」


「もっとキスしても、いい?」


「うん……いいよ」


……何だろう、この可愛い物体は。


顔が見えないからこそ、余計に想像してしまう。


今、どんな顔をしてるんだろう、と。



私は顔を埋める彼のふわふわの頭を、さわさわと撫でた。
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