ランデヴー II
「ん……っ、ふ……」


不意に激しくなったその行為に、思わず甘い吐息が漏れる。


激しく口内を犯すその舌は、何かを訴えているようでもあった。



「俺の、どこが好き?」


一瞬の隙間に、そう問われる。


どこ、って……。


一言では言い表せない。



「え、っと……」


沢山の想いが往来する。


優しい所、真っ直ぐな所、少し子供な所、私の為に……きちんと叱ってくれる所。



「ねぇ、どこ?」


倉橋君は考え続ける私を急かし、そしてキスを降らせ続ける。



「どこ、って……んっ、ちょ……」


まるで答える隙を与えないかのように続くキスの嵐に、私は呑まれ続けた。
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