俺と馬鹿と新婚生活?!
「…で?」
「衝撃と痛みで起きたら、後ろに颯太が立ってた」
あー…
なるほど…
ドアを開けた時の鈍い音は、綾を扉で突き飛ばした音
その後、聞こえた奇妙な声は驚いた綾の声だったんだ
とりあえず…
「ごめん…」
「ん?」
「3時間も外で待たせた挙げ句、扉で綾を突き飛ばした…」
コレは、誰がどう見ても俺が悪い
「大丈夫だよー?寝てたから3時間も待った感じしないし、休みだもん眠いよねー?」
ふわふわ笑いながら綾は言って、俺を責めたりしなかった
「怒んないの?」
「うん」
なんで?とでも言いたそうな顔で答える綾
あぁ…わかった
こいつ…馬鹿だ