俺と馬鹿と新婚生活?!

「綾乃を愛してる…」


俺が言うと、綾乃は目を見開き驚いた

そして、瞳から涙が落ちる


「そぅ…た…颯太ぁ…」


綾乃はベッドから起き上がり、俺に抱きついてきた

そして、何度も俺の名前を呼ぶ


「怖かったよ…嫌だったよ…寂しかったよ…」

「うん、大丈夫だよ…」


嗚咽をしながら綾乃は俺にしがみつき泣く

俺は、綾乃が安心出来るようにキツく抱き締め返す


「もう、颯太に…会えないと思った…好きなのに…大好きなのに…怖かった…怖かったよー…」


俺は静かに綾乃の話を聞きながら抱き締める

綾乃が安心するまで俺は綾乃を抱き締める

そして誓うよ…


「もう、綾乃を離さない」


< 155 / 182 >

この作品をシェア

pagetop