俺と馬鹿と新婚生活?!

「…………」


海岸に着いて、綾を見つける

綾に何かあったんじゃないかと思って急いで来たのに…


「綾?」

「…はい」

「何してんの?」

「…砂遊び?」


見つけた綾は砂浜で砂の城を作って遊んでいた


「…さっきの悲鳴は?」

「あ…転けただけだよ?」


そして、転けた拍子に通話が切れた…ただそれだけだった

紛らわしいことするんじやねぇーよ


「心配してくれて…ありがとう」


俺は振り回されて怒っていたのに

綾が嬉しそうに笑ってそう言うと、怒りなんて消えて無くなってしまった


「帰るぞ」

「うん!」


本当…
綾といると調子が狂う…

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