俺と馬鹿と新婚生活?!
「その子、婚約者なんでしょ?やっぱり、結婚するの?」
なんで先生がそんなこと聞くの?
まぁ、いいけど…
「最初は破談させるつもりだったけど…好きになった今、破談させる理由なんかないでしょ?」
「確かにな」
先生は一体何が聞きたいの?
「ちゃんと…彼女を見てあげて?…あの子を幸せにしてあげるんだよ?」
浮気なんてせずに、綾だけを見ろってこと?
だったら…
「当たり前だろ?もう、綾以外いらない」
「本当、女タラシをここまで変えた彼女に感服するよ…うちの鬼教師でさえ白旗上げたのにね」
言いながらケタケタ笑う先生
「まーいいや。ありがと。先生。なんか、すっきりした」
「お前にお礼言われる日がくるなんてな」
ひでー…言い方…
俺にだって感謝する心はありますよ
「じゃ、さよなら先生!」
「はいはい、さよなら」