ハーレム ブラッド2
男と女のウェディング
数日後



とある小さな国が世界に名を挙げた



ヴァンダリシス共国


王政国家である


国名は王とその妃の名前を用い国民は国の成立に歓喜した



そんなヴァンダリシス共国には海の見える大きな教会がある





教会

女性控え室



そこには純白のドレスに身を包んだ9人の女性がいた


「なんだか…緊張してきたわね…」


姫野が言う


「今日が結婚式だなんて実感ないよぉ〜」

クーニャが落ち着きなく言う


「小さいですがキレイな国ですね。」


咲子は窓から海を眺める


「はぅ〜

私、結婚したらちゃんとできるのかなぁ…」


「私も…不安で逃げ出したいくらいです…」

優衣と沙羅が不安そうに言う


「これがマリッジブルーってヤツだな?」

マリアが言う


「幸大様ったら…式まで私たちの晴れ姿を見ないなんて勿体ないですわ…」

アゲハが言う


「幸大君も色々あるのだよ。


私も今になってこれで良いのか…と思ってしまうよ。」


「私もよ…

だいたいハーレムとか言ってる奴を好きになるなんて冷静に考えておかしいでしょ…


そもそも、私は最初、幸大を殺しかけたのになんでこんなことになってるかもさっぱりよ…」


朱鳥が言う



「あらあら…朱鳥ちゃんもまだまだ子どもね。」

瑠奈が言う


「御母様…」

「こんなことで弱気になってたらダメよ?


あなたたちにとっては結婚は始まりなのよ?」


ダリシスがやってくる


「おばあちゃん!?」

クーニャが言う


「国の王女がなぜここに?」

咲子が言う


「孫の晴れ姿を見に来たのよ。」


「ところで始まりって、何が始まるんだ?」

マリアが言う
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