ハーレム ブラッド2
「だってぇ〜。

咲子ちゃんのだと胸がきついんだもーん。」

クーニャが言う。

「多少無理矢理にでも着ろよ!!」

幸大が言う。

「嫌よ。

形を崩さないためにも細かな気遣いが重要なのよ?」

姫野が言う。

「まさか…お前も?」

幸大が姫野の方を向こうとせずに言う。

「ええ。」


「ですから…そんな胸は私が切り落としましょうか?」

咲子が言う。

「何か…似たようなセリフを以前も咲子が言ってたな。」

幸大が言う。

「その時は服を無理矢理にでも着てたけど…

あの時よりも胸が大きくなったんだよぉ〜。

触ってみる?」

クーニャが言う。

「慎んで遠慮する。」


「咲子君…心配せずとも良いさ。

二次元のとある青い髪の女子高生はこんな格言を残している。


『貧乳はステータスだ』

とな。


まぁ…私はそれなりには胸があるとは思っているが。」

華乃が言う。


「私も…それなりにはあるわ…」

アゲハが言う。


幸大の携帯が鳴る。

「沙羅から?

もしもし?」

『あ…幸大さん?

実は、服をお借りしたいんですけど。』

「服を?」

『その…私たちの服だと身長とか…それから…胸のサイズがあまりにも違いすぎるので…』

「じゃあ、咲子のを…」

『それが…きっと咲子さんのでは…

予想以上に朱鳥さんの胸が…』

「…、ああ…。

今、こっちでも似たような現象が…

じゃあ、俺のシャツを持っていく。」

『はい…お願いします。』
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