ハーレム ブラッド2
「俺が楠木を許したのは

女で

美人で

性格も結構可愛げもある。」

「お、女でよかったら…俺の女を…

あ、それとも新しく女を落として…」


佐藤が言う。

「それから…最も重要なのは…


心がお前みたく腐ってねぇからだよ!!」


ゴシャッ!


気絶した佐藤の顔面には幸大の拳の痕がくっきりとついていた。

「お前みたく腐って朽ち果ててる奴はマジで救いようがねぇから困る。」


幸大が言う。


「ふっ…」

華乃が小さく笑う。

「何を笑ってんだよ…

さっさと行くぞ?」

幸大が歩き出す。


「いやいや…

姫野君たちが言った君のこと…

チキンでヘタレの甲斐性なし。

そして優しく甘い。


本当にその通りだと思ってな。」

「うるせー…」

幸大が言う。

「ところで…幸大様は楠木さんを許したけど…咲子さんたちからのお仕置きは残ってるわよ?」

アゲハが言う。

「うっ…」

朱鳥がマズイと言いたげな顔をする。

「私は…幸大様にならお仕置きされてみたいわ…


むしろしてほしいくらい…」



「ぶっちゃけ…アゲハってクーニャに似てるよな。」

幸大が言う。

「私をあんな小娘と一緒にしないでほしいわ…」

アゲハが言う。

「同い年でしょーが…」

朱鳥が言う。
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