キスの相手はあなただけっ!!



「あーーーっ!
せ・・・聖夜?!」
「ん?あーーー!ピーチメガネ!」

聖夜とは
小学校のときの委員会で一緒だった
小野 聖夜。
現在小6。

「なっ・・・。
ピーチメガネっていうなー!」
「なんだよー!
しょうがないだろ?
ピーチ色のメガネかけてんだから。」
「でもっ・・・!」
「思わないか?
なー!優太♪」

な・・・!
なんてバカなやつー!
私の今の状況がわからんのか!
まぁわからないのが普通か・・・。
でも優太に話しかけなくても・・・。

「おまえら仲良いな~。」

優太は笑う。
私の大好きな笑顔で。
私が優太を好きになった理由の一つの笑顔で。

でも、ドキッとしない。
あ・・・。もう・・・、
もう優太のこと好きじゃないのかな?
私がそう考えていると
聖夜が叫んだ。

「あぁぁぁ!優太!
乗子の時間!」
「聖夜!行ってこい!
・・・てか俺も行く。」

といって二人はいってしまった。

理子?
理子なら心配いらないよ!
三杉にあいかわらずの調子で
見とれてますから!
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