キスの相手はあなただけっ!!




「はぁ?
好きな人?
んなもんいるか!
てか、ほしくてもつくれねーし。」

俺は俺らしくウソをついた。
これが精一杯。
ばれなければいいけど・・・。

「う~ん。
うそっぽい・・・。」
「なっ!なんだよ!
おまえだって考えてんだろ?!
好きな奴のこと!」
「はぁ?
うるさい!」

三杉はわかりやすい奴だ。
だって今も顔は真っ赤。
照れてる!照れてる!

三杉の好きな奴は中1。
時澤と同い年で
仲が良いらしい。
えっと・・・名前は・・・・
中村・・・理子だっけ?
まぁ中村だ!
毎日毎日中村のことしか頭にない三杉。
あまの俺みたい・・・////

「小野!
好きな人を白状しろ!」

はぁっ?!
おいおい!ちょっと待てよ!
無理にきまってんじゃん!

「教えてくれないなら
当てる!」

いや。どっちにしろだめ!
だめだってほんと!
おまえ、絶対時澤にいうだろー?!

「う~んと・・・まずは・・・



時澤 マリアっ!」

おぉぉぉぉい!
いきなり図星かいっ!
ちょっと!まじでまてって!
俺の顔は空の色と同じ赤色に染まった。

「_______っ!」
「おやおや?
図星?」
「絶対言うなよ!」
「OK♪OK♪
言わないって!
多分☆」

って・・・
多分かよ!
ほんと、言ったら
しょうちしねーからな!
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