愛音
少し震えていた体に
なぜ気付かなかったんだろう
泣いていたのに
なぜ気付かなかったんだろう
なぜ自分の赴くままに
やってしまったんだろう
そのまま璃李の胸を全部露わにした
すべての色素が薄く
すごく綺麗だ
そのまま触った
やわらかくてあったかくて
「…ぁ!ン。」
璃李の甘い声
もう止められない
そのまま璃李の下部へ手を伸ばす
勢いよく璃李の下着を下ろす
璃李のは、めちゃくちゃ綺麗だった
俺は自分の服も脱いだ
2人とも全裸になった。
俺は璃李の下部を弄り始めた。
指が動くたび
璃李は
大きく反応する
「やぁ!…ぁン!だ、めだよぅ…ゆぅきぃ」
だからその声がダメだ
俺は硬くなった
俺のものを
璃李の中に入れた
もちろんゴムも一緒だ
「やぁああああっっ!」
璃李が叫んだ。
大きく体をのけぞった
俺はもう止まらない
そのまま奥まで。
璃李の中は璃李と一緒で
あったかくて優しくて
なんだか悲しくて
切なかった
その時は快感だけだった。
俺は腰を動かした
「…やぁン!あぁ、ン!やぁ!」
璃李は高い声で喘いで
乱れた。白い綺麗な肌に
汗がにじむ
俺の汗もあるだろう
その時、璃李の顔が見えた
その顔はすごく
悲しくて切なくて苦しくて
泣いていて
きっと今までの甘い声は
感じている声じゃない
璃李の悲鳴だったんだ。
俺は俺のものを抜いた
璃李はすぐ顔を腕で隠した
俺はそっと腕をとった
「…璃李?」
璃李の泣き声が聞こえる
「ごめん、璃李。」
俺が触るとびくっとした。
ショックだった。
だけど俺はそのまま
抱きしめた
璃李は何も言わず
服を着て
それでも切ない笑顔を
俺にむけて
「ばいばい」
まだ降っている雨に
目もくれず
そのまま帰って行った
俺と璃李は
愛し合えなかった
俺は一方的に
感情を押しつけたんだ
