男子中学生のチートな転生記
序章:「えっ?えっ?えっ?えぇー…」

えっ?【1】

オレの名前は
藤倉 雅喜(ふじくら まさき)

中学三年生だ。

そしてさらに言えば
受験の結果発表があり、
無事受かって、イヤァァッフウウゥゥゥゥゥ!
というまさに最高の気分だった。


只、何故か得体のしれない
不安感に襲われていた。
なぜかというと、
俺はビミョ~な運の悪さの
星の下に生まれているからだ。

例えば、ジャンケンで負けてもいい時に
勝ってしまって、勝ちたい時に負けてみたり。

自分は何もしてないのに巻き添えで怒られたり。

なぜかゲーム機すべての、
ボタンひとつだけ壊れたり…

変に運が悪かったんだ…


で、なぜすべて過去系かと言うと…


「いや、マジ受験受かってよかったわぁ~」
「あっ、そうだここ最近勉強ばっかりしてたから、」
「何か自分に褒美的なものでもやるか!」

と思って街をブラブラしてたら…

――――――キキィーーー!!!!!

「えっ?」

ドンッ!――――――


そして今に至ると…

いやさぁ…自分が運が悪いのは
知ってたけどもさぁ…
まさかここまでとは思いもしないじゃんかさぁ…

ブラブラしてたら車に轢かれるって…

ありえねええぇぇぇぇ……

はあぁぁぁぁぁ……

これからっていう時になぁ…

さらばハイスクールライフ…



よし!もうどうでもいい!!
諦めよう!!
仕方がない!!!!
………はぁ…

ってか結構な時間意識あるな…?
死んだらスパッといくもんじゃねぇのか…?
ってかここどこよ?死後の世界?
一面真っ白だけども。
あぁぁ…考えんのだりぃ…どうでもいいわ…


ん?なんか近づいてくる影があるな…
おっ…人っぽいな…!
…爺だけど……。
ってかなんでこっちに?

「よっ!わし神様!」

どうやら俺の頭は狂ったらしい。
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