彼はくせっ毛君

私はあの後ずっとニヤけた顔が戻らなくて、ずっと槙斗君の名前を繰り返していた。

どーしよっ!こういうの…あみに伝えた方がいいのかな…。

どーしよ。どーしよ。


嬉しすぎる~~!!!


槙斗君~!!!!

かっこいいよ~!!!


私の頭はパンク寸前だった。


今日は…興奮して眠れないよ…。


……ポタポタ。


「ん?」

………げっ!
槙斗君にもらったアイス食べるの忘れてた!!!


「きゃー!!!制服についた!!!」


私は急いでアイスをほおばった。



…また会えるといいなぁ。


華泉 槙斗君。


今日からくせっ毛君は卒業だね。



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