彼はくせっ毛君
―――――。
次の日、学校に行くとあみとリカは不機嫌そうな顔をしていた。
「ど、どうしたの?あみ、リカ」
「どーもこーもないわ、昨日の合コンまじハズレ。」
リカが深い溜め息を吐き出し机に沈んだ。
「……え?」
「なんかね…桐高の人、彼女いたらしいのよ。」
リカに変わってあみが苦笑いしながら説明してくれた。
「え!?それって二股じゃん!!!」
「「ハァー…」」
二人は机に伏せてしまった。
………あー。
これじゃ昨日の私の事は言わない方がいいよね。
元気だしてね、二人共。
私は自分の席に戻り、窓を覗いた。
…いたいた槙斗君。
今日もくせっ毛がすごく素敵。
あー!!!昨日の事覚えててくれるかな。
今日も会えるかな。
…次会えたら、いっぱい話したいな。
今日も素敵な笑顔……
ん?…笑顔…じゃない
…………あれ。
槙斗君怒ってる?
窓越しの槙斗君は明らかに怒っている。
何かを人に言っているみたいだけど……。
………………。
あ。何かを言われている方は昨日の変態坊主、原田じゃん!!!
そういえば昨日…
「明日俺がキツく言っておくよ」
って槙斗君が言ってた!!!
…もしかして言ってくれてるのかな。
もしそうだったら、本当に…
すごいいい人だね。
今日会えたら…絶対お礼を言うんだ。
ありがとうって伝えよう。
次の日、学校に行くとあみとリカは不機嫌そうな顔をしていた。
「ど、どうしたの?あみ、リカ」
「どーもこーもないわ、昨日の合コンまじハズレ。」
リカが深い溜め息を吐き出し机に沈んだ。
「……え?」
「なんかね…桐高の人、彼女いたらしいのよ。」
リカに変わってあみが苦笑いしながら説明してくれた。
「え!?それって二股じゃん!!!」
「「ハァー…」」
二人は机に伏せてしまった。
………あー。
これじゃ昨日の私の事は言わない方がいいよね。
元気だしてね、二人共。
私は自分の席に戻り、窓を覗いた。
…いたいた槙斗君。
今日もくせっ毛がすごく素敵。
あー!!!昨日の事覚えててくれるかな。
今日も会えるかな。
…次会えたら、いっぱい話したいな。
今日も素敵な笑顔……
ん?…笑顔…じゃない
…………あれ。
槙斗君怒ってる?
窓越しの槙斗君は明らかに怒っている。
何かを人に言っているみたいだけど……。
………………。
あ。何かを言われている方は昨日の変態坊主、原田じゃん!!!
そういえば昨日…
「明日俺がキツく言っておくよ」
って槙斗君が言ってた!!!
…もしかして言ってくれてるのかな。
もしそうだったら、本当に…
すごいいい人だね。
今日会えたら…絶対お礼を言うんだ。
ありがとうって伝えよう。