さくら色 〜好きです、先輩〜

「俺、お前に何かしたか?」

「は?」

「何かしたなら教えてほしい。夏樹とギクシャクしたままなんて嫌なんだ。チームとしても良くないだろ?」


夏樹は何も答えず、面倒臭そうに頭をガシガシと掻いている。


「何も答えないなら質問を変える。嫌がらせ、お前だよな?」


二人の間に流れる空気はどんよりと重い。


「あんなことバレたら、サッカー部が活動停止になるかもしれない。そしたら大会にだって出場出来なくなるんだぞ?俺はあんな嫌がらせどうってことない。ただ出場出来なくなったら三年の先輩達がどうなるか考えろよ」


三年の先輩達にとって次が最後の大会なのに、こんなことで潰してはいけない。





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