君に残した最後の言葉
また今度
新しい友達もたくさんできた。
だから学校が楽しみだった。
学校生活は慣れ、難しい勉強も始まる。

桜が散る頃従姉妹の家に遊びに出かけ。
従姉妹とは歳が6つ離れている従姉妹のきい。
でも家族のようにとても仲が良い。
いつものように沢山話した。
かくれんぼもした。
トランプやゲームもした。
そして歩いて3分もしない公園に出かけた。
いつも桜が散る頃も綺麗な花を咲かせる桜岡公園には
一本の木しかなかった。
なんだか桜を見に来たのにないから悲しかった。
半年前まであった遊具は撤去されていた。
桜岡公園では昔からの思い出がある。
思いでも消すかのように遊具はなくなっていた。
でも公園を走り回った。
だから寂しさは一気に吹き飛んだ。
そんなことをしているうちに帰る時間になってしまった。
いつものように「また遊ぼう。」
といった。
「瑠璃バイバイ。」
「きいバイバイ。」
また次に会う日が楽しみだった。
でもそれが最後の別れとは思わなかった。
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