君に残した最後の言葉
悲しい現実
その日の夜、あることを知ってしまった。

深夜の夜に目が覚めた。
お手洗いに行こうと階段を降りる。
なにやら一階から声が聞こえ。
それも薄暗い部屋の中から。
私は気になり戸を開けようとした。
心拍数は上がりドキドキだった。
声は聞こえなくなった。
再び戸に耳をあてても聞こえなかった。
ところが二階に戻ろうとした時また聞こえた。
耳をすましてみると何かが聞こえた。

暗い部屋の中から聞こえのは両親が話している声だった。
私ははなんだかとても落ち着いた。


でも本当の現実はここからだった。
こんな内容が廊下に聞こえてきた。
それは父の声だった。
「もう従姉妹の家には二度といかない。
何があっても絶対にいくな。」
いつもと違うか弱い声の母だった。
泣き声が聞こえた。
父の怒鳴り声がまた聞こえる。
「それと電話も従姉妹の家にするな。」
といっていた。
どもそれよりももっと酷いことを言っていたのが聞こえた。
私はもうこれ以上聞けなくなり静かに二階へ戻った。


私はは部屋に戻り布団にもぐる。
頭まで布団をかけて考えた。
そして自然と涙が出てきた。
私は現実が恐かった。

次の日の朝。
学校があるのでいやいや起き学校に行く支度をした。
食欲がないのでパンをひと口かじった。
そして学校に向かった。

一時間目から数字。
気分がますます悪くなった。
正直勉強はどうでもよかった。
昼休みも終わり帰りの会も終わり、ようやく
学校が終わった。

そして家に向かった。

両親が行儀よくすわっていた。
恐れていたことを聞かされた。
それは従姉妹とはあってはいけないこと。
私は何も言えなかった。
とても泣きたかった。
悲しかった。
理由が聞きたかった。
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