A☆New☆彡Holiday!!
プライベートでは自己判断でと断りを
入れた上で何度か店ごとの飲み会に声を掛けた
ことはあったが、嘗める程度しか飲まず、
20歳の誕生日を迎えたらと言っていた。

そのため飲み始めてからの経験が浅い舞花は
自分でも分からないうちに酔いが回ってしまった
様子であった。

「おい。大丈夫か?」

朝陽はしょうがねぇなといった感じで
頭を掻き、席から立ち上がった。

「じゃ、トイレ連れて行って来るから。
おぃ…行くぞ。」

立ち上がりすら怪しい舞花を
ガッチリ抱えるように朝陽はトイレへ
向かった。

その姿は恋人同士には程遠く
保護者と小動物のようだった。

「朝陽さん…。」

トイレへ向かう道すがら舞花は
朝陽に話し掛けた。

< 19 / 102 >

この作品をシェア

pagetop