《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「あおいの父親が今の内閣の林元文部大臣だと言うコトはご存知ですか?」



「全然・・・」


あおいさんは大臣の娘だったの!?



「まあ~捺があおいを許婚にした時は唯の、議員でしたが」



「・・・設楽さんももしかして、政治家に?」


「はい」
返事には迷いがない。設楽さんの中では自分の進むべき道として、キメているんだ。


「・・・」



「秘書の仕事は?」



「あおいと結婚すれば辞めます」



ずっと…哲さんに代わって、捺の秘書をして来た設楽さんが…秘書を辞める。
捺の胸中は察すると心から喜べない。






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