お見合い恋愛
4.お姫様の正体
えーっと・・・

これはいったいどういうことなんだろう・・・


俺は目の前で嬉しそうに微笑んでいる唯香さんを見つめたまま

頭をフル回転で稼動させた。


すると、今度は手の中からメールの着信音が聞こえ始めた。


メールなんてめったにしないので、送ってくるメンバーは限られてくる。



「あ、ちょっと・・・すみません」


そう言いながら携帯を開くと、メールは母さんからだった。







結婚式の日取り、決まったら必ず連絡しなさい







は!?


思わずあんぐり口を開けると、それを見た唯香さんがちょこちょこと俺の隣にやってきて携帯を覗き込んだ。
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