お見合い恋愛
「いつがいいですか?」
って、ええええ!?
唯香さんまで何を言ってるんだ。
俺は再びやってきた急展開に頭がついていけていなかった。
「・・・って唯香さん!?」
気がつけば、唯香さんは俺の左腕にしがみついて俺の肩に頭を預けていた。
シャンプーのいい香りがして、もう何がなんだかわからなくなってきた。
くらっとよろけそうになる俺を唯香さんが慌てて支える。
「なんだ、これ、いったいどういう・・・」
ゆっくりとそのままソファーに腰を下ろすと、両腕を背もたれに預けひっくり返った。
一気に頭が沸騰して、目を開けていられず俺は片手で目を覆った。