お見合い恋愛


「いつがいいですか?」



って、ええええ!?

唯香さんまで何を言ってるんだ。



俺は再びやってきた急展開に頭がついていけていなかった。



「・・・って唯香さん!?」


気がつけば、唯香さんは俺の左腕にしがみついて俺の肩に頭を預けていた。


シャンプーのいい香りがして、もう何がなんだかわからなくなってきた。


くらっとよろけそうになる俺を唯香さんが慌てて支える。



「なんだ、これ、いったいどういう・・・」


ゆっくりとそのままソファーに腰を下ろすと、両腕を背もたれに預けひっくり返った。

一気に頭が沸騰して、目を開けていられず俺は片手で目を覆った。
< 42 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop