初めては幼なじみ(真樹サイド)~手のかかる転校生~
わたしと光輝は自販機の前で立ったまま、お互い買い合ったジュースと缶コーヒーを飲みだした。
「昼の続きだけど、これから真樹って呼ぶね。女子にはそう呼ばれているでしょ?」
「うん」
「俺は光輝でいいから」
「そ……そんな慣れ慣れしく呼べないよ」
「はあ? じゃあ、俺だって真樹って呼べないじゃないか」
「そ……それもそうだけど」
「青木って姓に慣れてないしね」
スチール缶を指で撫でながらそう、呟いた。
「分かった。そう言うなら光輝って呼ばせてもらう」
自販機の前を何台かの車が通り過ぎる。わたしと光輝は立ったままそれぞれ買い合った物を口にする。