キズナ~私たちを繋ぐもの~
「里中さんっていくつですか?」
「俺ですか? 25です。まだまだひよっこですよ。西崎さんの方が年上でしょう。あんまり敬語とか使わないでください」
「いや、ははは。確かに年上だけど」
歳も綾乃と3つ違い。
理想的だな。
その後も少し彼と語らい、結局家に着いたのは綾乃より後だった。
玄関扉を開けると同時に漂ういい香り。
帰ってきてすぐ夕飯の支度をしてくれたのかと思うとありがたい。
「お帰り、お兄ちゃん遅かったね」
「ああ、すまん。ちょっと話が弾んで」
「なあに? 誰かと会ってたの? 女の人?」
「いや、仕事だよ」
まあでも、まだまだ綾乃は子供だ。
俺の妹だ。
こうして二人で何の問題も無く暮らせているんだから、このままでいいじゃないか。