龍神
「あっ!!」
まるでひらめいた!とでも言うようにポンッと手を叩く頼。
いや、ひらめいたとかじゃないからね!?
普通のことなんだよ!?
ただあんたが馬鹿なだけだからね!?
「俺はお前らを呼びに来たんだ!」
………
…
………え?
まさかのそれだけ?
頼はとてもすっきりした顔してるからたぶんそれだけなんだろうけど。
まさかそれを思いだしたの!?
たったそれだけであんなスッキリした顔!?
いや、それならトイレを最大限に我慢してからトイレにいったときのほうがスッキリすると思うけど!?
…それはハードルが高すぎるか。
とりあえず。
「ご苦労様~」
頼は馬鹿だとまた気付かされた。
「ああ!気にすんな!ってことで俺いくわ
じゃあな!」
「え!?ちょっ、頼!?」
あたしの声に被さりながらドアが音を絶てて閉まった
…あんたはほんとにあたしの声を遮るな。
「…何しに来たんだろ頼」
「まぁとりあえず上に行こーぜ~」
「そう、だね…」
苦笑いを溢しながらあたしたちは部屋を出て、エレベーターに乗った
すぐに、エレベーターは止まって。