琥珀色の誘惑 ―王国編―
三時間後、受け渡しを終え、そのままとんぼ返りで帰国しようとヤイーシュは空港に向かった。
彼の胸に黒髪の日本人女性の姿が浮かぶ。
名前を名乗ったほうが良かったのだろうか。少しだけ後悔の文字がよぎった。これは運命の出会いだったのかも知れないのに……。
帰りはコーヒーショップとは逆の空港入り口から建物に入ろうした。
そんなヤイーシュの目に一人の女性が飛び込んで来る。
(彼女じゃないか! パスポートが戻ったのだろうか? これはやはり運命なのだ)
『アッラーの思し召しのままに』
彼は口の中でその言葉を唱えた。
ヤイーシュらしくなく、ウキウキした足取りで女性に近づく。
だが、何かおかしい……彼女は一人の観光客らしい金髪男をジッと見ている。
その金髪男が彼女の存在に気付いた瞬間、一人の男が彼女にぶつかりバッグを奪い取った!
彼の胸に黒髪の日本人女性の姿が浮かぶ。
名前を名乗ったほうが良かったのだろうか。少しだけ後悔の文字がよぎった。これは運命の出会いだったのかも知れないのに……。
帰りはコーヒーショップとは逆の空港入り口から建物に入ろうした。
そんなヤイーシュの目に一人の女性が飛び込んで来る。
(彼女じゃないか! パスポートが戻ったのだろうか? これはやはり運命なのだ)
『アッラーの思し召しのままに』
彼は口の中でその言葉を唱えた。
ヤイーシュらしくなく、ウキウキした足取りで女性に近づく。
だが、何かおかしい……彼女は一人の観光客らしい金髪男をジッと見ている。
その金髪男が彼女の存在に気付いた瞬間、一人の男が彼女にぶつかりバッグを奪い取った!