my story

放課後家に帰って
ﾗﾝﾄﾞｾﾙを玄関の隅におき
心友のそのかとの
約束した場所に
自転車をこいで向かう｡


それからはいつものように
そのかと遊び
夕暮れ時に家に帰る｡

いつもとなんら
変わらない生活だった｡
夕食までは...

―夕食時―

何か空気が重たく感じた...

ｻﾗﾀﾞを食べてるとき
母さんが口を開けた｡

｢あのね､気づいてるかもしれないけど...｣

生唾をｺﾞｸﾘと飲み込んだ｡

―聞きたくない...

直感的にそう思った

｢ﾊﾟﾊﾟとﾏﾏ､半年ほど前に
離婚...してるんだ...｣

―小学5年生の終わり頃だった