my story


―次の日

またいつものように
下からは母さんの声。

私達はいつものように
準備をして家をでた。


昨日の夕食時初めて
電話でケンカをしている
両親を見た。

怖かった。

あやかと私はまだ
ご飯を食べていた。

そのあとはたぶん
順番にお風呂に
入ったんだと思う。

あまり覚えていないけど...

でも1つ確実なのは
いつもと同じく母さんが
先にはいって、
私達と同じ時間に
布団に入った。

父さんに
会わないようにするため...

今思えば確かに
不自然だったかもしれない...

少し前までは母さんは
父さんの帰りをずっと
起きて待っていたから...

どうして
気づかなかったんだろう...

私はケンカしていた
両親を思い出してしまい
昨日は少し泣いてから寝た。

夕食のあと母さんに
言われた...
「ママ、しばらくしたら家にを
出ていくかもしれない」

冗談だと思った

冗談がよかった

とっさにでた言葉
「みぃもママについていく!!」

母さんに
どっちと一緒にいたいか
聞かれる前に答えた。

あの頃の私はまだ
素直だったのかもしれない

< 4 / 15 >

この作品をシェア

pagetop