繋がれた糸 (短編)



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亮輔と出会ったのは
中学生の頃。


そしてお互い引かれあって
付き合ったのは高校生に上がる前だった。


それから、別れたり付き合ったりを繰り返して大学に入って少しして


完全に連絡を切った。




『もう、キリねぇよ』


何回目の喧嘩だったか
それすら覚えてない。


『亮輔が悪いんでしょ!?』


『あーもう、それでいいから』



お互い子供だったんだ。


頑固で、意地はって

そんなことしたって意味ないのに……





『別れようぜ』



あたし達は、一緒に歩む事を諦めた。



好きなのに、上手くいかないから
そのモヤモヤがぶつかる。



何度喧嘩したって良かったんだ……


ただ、あの時はまだ
成長の仕方をしらなかっただけで

ずっと一緒にいたら
いつか成長できたかもしれないのに




あたし達は、それをやめた。





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