瞳の先に

ある日。
『今日は全校朝会がありますので、体育館へ集合してください。』

こんな放送があった。　
『たりー』
とか言いつつ　みんな体育館へと足を運ぶ。
『やっぱり、良いよなぁ』
『ぁ??』

ぼやく快斗。
　
『やぁさ、久々に清龍とかと、絡んで、めっちゃ楽しいし、族って、やっぱいいよなぁ…って。』
『あそ。で？　戻りてぇの??』

いかにも　清龍に　戻りたい顔をしている快斗。

少し悩む。
『う-ん。戻りたいよ。　そりゃぁ。』
『あそ。戻る??』
仲間が増えるのは大歓迎。
『でもなぁ…母ちゃんが。』
『ぁ?なんだよ??反対してるとか?』

『いやぁ…母ちゃんさ、病気で、看病っちゅ-の??わかんねぇけど、夜は、家、留守にできねぇんだよなぁ…』
『ぁ?　大変なんだな。っまぁ、よー考えとけ』
『…ぉう。』

っまぁそんなことはなしながら　体育館。
『『ざわざわ』』


うっせぇな。話くらい聞けよ。
聞かねえなら、体育館、くんな・



とか思いながら　まじめに先こ-　の話聞く。　俺。