瞳の先に
んだよ。アイツ。


単車にまたがり、ヤスとニケツして俺の家。

『なぁ、ヤス。』
『ン?なんすか??』
『亜夢・・つか、己道って、二つ隣の市に住んでるんだよな??』
『あぁ。そうっすよ、』

二つとなり…っつったら、めっちゃ遠いし、そこには、まだ馬鹿な高校もあるはず。
なんで、こんな遠いところへ…??

ヤスは、悟ったのか、
『俺ら、清龍のこと探るために来たんじゃないっすかね?』
『…そ-なんかな??』

なぜか へこんでる おれ。
『総長・・もしかして・・・・。』
『ぁ?? んだよ??』
『…なんもないっす。 飲みましょうよ!!!』

『ぁ? あぁ。』

俺は、キレるとやばいらしい。
この市だと俺のこと知らない族はいねぇ。そして、今まさに俺は隣の市まで勢力を上げようとしていた。
そんな短気な俺を あしらうのが 上手い  ヤス。




そんなときも、 なぜか 亜夢のことが 頭をちらつく。
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