嘘つきな君からのキス
単語を聞くだけでこんなに一杯一杯なのに……無理。
「僕が誘おうか?」
「や、ちょっとまっ……」
「ふーくん。流石にそれは玲雨には無理だよ」
助け船なんてないと思っていたのに、意外な人物からの助け船。
普段なら鳴瀬くんと結託しそうなのに。この時ばかりは朱に感謝の眼差しを向けていた。
「あたしとふーくんと三神くんと玲雨。四人で遊ぶなんてどう?」
あ、れ……?
「おー。それいいねぇ!じゃ、僕ゆずるん誘ってきまっす」
「任せた!」
あれ?何でこうなるの……?