妖(あやかし)狩り・弐~右丸VSそはや丸~
「く、呉羽様が・・・・・・」
---あの気高い巫女姫の、全幅の信頼を得ているこの男は、一体巫女姫と、どういう関係なんだ---
並々ならぬ関係なのはわかっているのだが、認めたくない。
あえてわかりかけている事実(本当は事実でも何でもないのだが)から目を背け、右丸は軽く頭を振った。
「ああ、でも呉羽様が、私のためにあなたに頼んだのですよね」
気を取り直すように言い、右丸は顔を上げた。
おや、とそはや丸は僅かに目を見開く。
以前よりも、随分前向きだ。
が、そういう気持ちも、そはや丸は、ばっさりと切る。
「お前じゃない。烏丸だ」
がくりと肩を落とす右丸。
悲しいかな、これも事実である。
「そんなことはどうでもいい。おい、お前、調子はどうなんだ。身体が痛むようだな。クソ生意気な女官の言うことにゃ、以前から身体の痛みは訴えていたとか?」
右丸をいびるのは楽しいが、基本的にそはや丸は人間などに興味はない。
面倒臭くなり、早々に本題に入った。
右丸は少し怪訝な顔をしたが、己の肩をさすりながら、ええ、と答えた。
---あの気高い巫女姫の、全幅の信頼を得ているこの男は、一体巫女姫と、どういう関係なんだ---
並々ならぬ関係なのはわかっているのだが、認めたくない。
あえてわかりかけている事実(本当は事実でも何でもないのだが)から目を背け、右丸は軽く頭を振った。
「ああ、でも呉羽様が、私のためにあなたに頼んだのですよね」
気を取り直すように言い、右丸は顔を上げた。
おや、とそはや丸は僅かに目を見開く。
以前よりも、随分前向きだ。
が、そういう気持ちも、そはや丸は、ばっさりと切る。
「お前じゃない。烏丸だ」
がくりと肩を落とす右丸。
悲しいかな、これも事実である。
「そんなことはどうでもいい。おい、お前、調子はどうなんだ。身体が痛むようだな。クソ生意気な女官の言うことにゃ、以前から身体の痛みは訴えていたとか?」
右丸をいびるのは楽しいが、基本的にそはや丸は人間などに興味はない。
面倒臭くなり、早々に本題に入った。
右丸は少し怪訝な顔をしたが、己の肩をさすりながら、ええ、と答えた。