オフライン
オフ会
遡る事2日前、俺は激しい睡魔との死闘に打ち勝ち、下校時間を迎えた。
"ケート
やべ、超眠い 4/9 15:30"
と呟きながら帰路に着き、ほぼ無人のバスに乗り込み、サイトを見たついでにメッセージも確認する。
大半は迷惑メッセージで、この手のものは開かずに削除する。見てるだけで気が滅入るからだ。
ひとしきり消し終わると、俺は最後に残ったヒロからのメッセージに目をやった。
(珍しいな…ヒロがメッセージなんて。)
若干の疑問を感じつつ、俺はメッセージを開いた。
文章はこうだ。
"ヒロ
こんにちは、元気かな?
僕はいつも通りだよ。
ところで今度の日曜日は空いてるかな?
僕たち知り合ってもう長いし、オフ会をやりたいなって思ってるんだ(^^)
だから、一回会って話さない?
返事待ってます。
4/9 12:02 "
実に長いものだったが、そんなことは文章によってかき消された。
ヒロは現実の俺と会いたい、会って話したいと言って来たのだ。
"ケート
やべ、超眠い 4/9 15:30"
と呟きながら帰路に着き、ほぼ無人のバスに乗り込み、サイトを見たついでにメッセージも確認する。
大半は迷惑メッセージで、この手のものは開かずに削除する。見てるだけで気が滅入るからだ。
ひとしきり消し終わると、俺は最後に残ったヒロからのメッセージに目をやった。
(珍しいな…ヒロがメッセージなんて。)
若干の疑問を感じつつ、俺はメッセージを開いた。
文章はこうだ。
"ヒロ
こんにちは、元気かな?
僕はいつも通りだよ。
ところで今度の日曜日は空いてるかな?
僕たち知り合ってもう長いし、オフ会をやりたいなって思ってるんだ(^^)
だから、一回会って話さない?
返事待ってます。
4/9 12:02 "
実に長いものだったが、そんなことは文章によってかき消された。
ヒロは現実の俺と会いたい、会って話したいと言って来たのだ。