姫は救うと微笑み、神は殺すと無邪気に言った
「ならばそう思えばいいよ。けど、君とは違って、僕のは慈善活動ではない。君は道を照らすと言った。つまりは導くと。僕は違う、そいつが進む道筋が見ていて楽しいかどうかを僕は見通し、生死を決める。
道を壊すも、歩かせるも僕が決める。何せそいつは僕のもとに来たんだ、誰かに殺されたいと他人任せにした道の立て札を譲る道化をどう扱うだなんて、利用価値は一つしかない。
せいぜい楽しませてもらうだけだ。それしかそいつらには存在価値がない、死ぬ価値すらもない奴に生きる価値を与えるならば、僕が与えてやる。
踊るなり、玉乗りなり、ピエロらしくおかしな顔をして僕を喜ばせてほしいものだよ。
要らないかどうかは支配者たる――そいつらにとっての“絶対”たる僕が判断して、生きる価値を与えよう」