姫は救うと微笑み、神は殺すと無邪気に言った
「僕の舌を火傷させた厳罰で、舌を噛みきるのはなかなかに“できた償い方”だ。楽には死なないしね。丁度、お前には飽きていたところだった。けど、死ぬときまで僕を楽しませようとする部分は、ああ、お前が望むように“終わるまで見届けてあげよう”」
最期の芸だと、茶神は死に逝くピエロを傍らで眺めた。
面白いと言いながらも笑わず、冷めた目での達観。
「姫、これが僕のやるべきことだ。僕が握る所有物に最大限の価値(面白味)を引き出させる。こいつらが材料だとすれば、僕は料理人。
無意味な死を有意義に、価値がない生を有益に。僕を楽しませる存在として使(作)ってあげるんだ」