姫は救うと微笑み、神は殺すと無邪気に言った
人間の枠組みから外れた超越者故の行い。手段が目的となる、したいことをするというのはある意味身勝手だ。
善人となるべきモノは、人間の理想を叶えたモノに成り下がるしかない。
人間の理想が形を持つわけがない故に、完璧なる善人など存在しなく、そもそも人間とはならないだろう。“人間の理想”とは“人間ではできない夢見ごと”。無力な人ができるわけもないが、超越者になったところでそも、人間との主観がまったく違うのだ。
茶神は享楽を人間に欲し、姫は人間に何も求めなかった。
恩着せがましい救いなどするつもりもない、目に入ったから拾った程度の意思しかなく、誰でも手を伸ばした。