【完】君しかいらない
「ん……ホント?」



「早く降りよ。扉が閉まるよ」



「うんっ!」



大半の荷物は宅配で送ることになってるんだけど、簡単な手荷物は奏太くんが全部持ってくれる。



家へのお土産だとか、そんなのも全部持たせちゃって…悪いなぁ。




新幹線の駅から地元近くの駅までは、路線電車で。



あっという間に、社宅のマンション前に戻ってきた。










時計を見ると、夜の7時だった。



中途半端な時間だな……。



こんなことなら、外で奏太くんとご飯食べてくればよかった。














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