【完】君しかいらない
奏太くんは、これ以上あたしが倒れないように、肩を軽く支えてくれた。


で、そのあとは普通に学校のことや、友達のことを話してる。


いつもなら、


「愛梨ちゃ~ん!もっと倒れてきていーよ?」


って、ギュってしてきそうな場面なんだけど、


なぜか奏太くんは紳士的。


あまりに普通の態度すぎて、ちょっと拍子抜けしちゃう。





…どうしたのかな。


さっき、“一番の友達”ってことを強調してたし、


奏太くんもやっとふざけるのをやめてくれたのかな…?






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