コイン★悪い男の純情
 前崎は、帰る振りをして歩きかけた。


 「待って!すぐに帰ると約束してくれるか」
 「ああ、なんぼでも約束したるわ」


 かんなは、渋々前崎を中に入れた。



 「邪魔するで~」



 前崎が、含み笑いをしながら中に入った。


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