コイン★悪い男の純情
(今度はこちらがお礼をする番だ)
純一は心の中でそう呟くと、ショッピングバッグの中からDVD,ワイン、紙に巻いた特製のワイングラスを取り出した。そして、テーブルの上に置いた。
「僕のお勧めの映画は『華麗なるワッツビー』
1970年代に作られた1作目と最近もう一度制作されたリメイク版の2作なんです」
「タイトルだけは知っておりますわ」
「2作続けて見ると、中々興味深いですよ」
そう言って、DVDプレーヤーにリメイク版をセットすると、純一はテレビの前に椅子を2つ並べた。
映画が始まり出した。
純一はドイツ製の白の最高級アイスワインを長く細めのワイングラスに注いだ。
トクットクットクッ。
ワインのいい香りが辺り一面に広がった。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
芳恵はひと口、口を付けた。
「まあ、何ておいしいの。トロリと甘く、まろやかで芳醇。こんなワイン、私生まれて初めてですわ」
「それは、良かった。いい映画には、いいワイン。どちらも心ゆくまで楽しんで下さい」
純一はリメイク版が終わると、続いて1作目をセットした。
純一は心の中でそう呟くと、ショッピングバッグの中からDVD,ワイン、紙に巻いた特製のワイングラスを取り出した。そして、テーブルの上に置いた。
「僕のお勧めの映画は『華麗なるワッツビー』
1970年代に作られた1作目と最近もう一度制作されたリメイク版の2作なんです」
「タイトルだけは知っておりますわ」
「2作続けて見ると、中々興味深いですよ」
そう言って、DVDプレーヤーにリメイク版をセットすると、純一はテレビの前に椅子を2つ並べた。
映画が始まり出した。
純一はドイツ製の白の最高級アイスワインを長く細めのワイングラスに注いだ。
トクットクットクッ。
ワインのいい香りが辺り一面に広がった。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
芳恵はひと口、口を付けた。
「まあ、何ておいしいの。トロリと甘く、まろやかで芳醇。こんなワイン、私生まれて初めてですわ」
「それは、良かった。いい映画には、いいワイン。どちらも心ゆくまで楽しんで下さい」
純一はリメイク版が終わると、続いて1作目をセットした。