幼馴染み
。。。高校1年生の2学期。。。
南 [ちなつぅー、おはよー。]
私 [あっ、南おはよぉ]
私の名前は山本ちなつ。
南って言うのは私の心友、今野南。
南 [ねっ!早くクラス替え見に行こっ!]
私 [うん!2学期も一緒になるといいなぁ。]
クラス替えの紙が掲示されている場所へ行った。
南 [見てみて!私達一緒だよぉ。]
私 [ホントっ!やったぁ!!]
南 [きっと赤い糸で繋がれてるんだぁ!]
そう言って抱きついてくる南。
私 [いや・・・。嬉しいけど誤解を招くから一様ピンクの糸にしとこ!?]
南 [そこかい!]
私 [えへへ]
南 [あっ!優くんとも一緒じゃん。]
私 [え?あ、うん。]
嬉しかった。と同時に立花まりあ、という名前を探した。
優の彼女。
・・・一緒じゃない!
優と優の彼女、一緒のクラスじゃない!
やったぁ、とまた喜んでいる私がいた・・・
優 [おーい!!!ちーなーつー!]
私 [?!]
やたらとデカイ声で私の名前を叫んでいる優。
私 [クラス、一緒だったよ。]
優 [あっ。まじ!サボり仲間いて良かったぁー。]
私 [は?誰のことだし!]
優 [お前ー!!!]
南 [まぁまぁ。2人とも落ち着いて!もぉ、仲良いんだから!]
私 [別に、ただの幼馴染みだし。]
優 [・・・]
先生 [みんなー。教室入れー。もうすぐチャイムなるぞー。]
南 [ちなつ、教室入るよ!]
私 [うん。]
なぜだろう・・・。
私が幼馴染みと言った時、優の顔が少し曇った気がした。